NPO法人が障害福祉サービスを運営する場合の法人税

ようやく国税庁のホームページにしっかりと照会及び回答が公表されたので、説得力のある説明ができるようになりました。

NPO法人というとボランティアだとか非営利だとかそういったイメージがある方が多いようで、中には利益を出してはいけないという方もいらっしゃいますが、そういった中で非営利なんだから法人税はかからないというようなびっくりする解釈をしている法人もまだあるようです。

実際、障害福祉サービスはNPO法人が運営している場合でも普通に法人税が課税されるのですが、今回その取扱いを国税庁がしっかり照会に対する回答という形で公表してくれました。

「NPO法人が障害者総合支援法に規定する障害福祉サービスを行う場合の法人税の納税義務について」

まあ、障害福祉サービスが法人税非課税となるのは社会福祉法人ぐらいではないでしょうか。。。

社会福祉法人は医療保健業も法人税非課税ですので、病院や診療所、歯科診療所も法人税非課税となります。

まあ、医療法人を持っていると社会福祉法人で診療所の開設はなかなかさせてもらえないですが。。

ちなみに日本最大の社会福祉法人は済生会で、年間収入総額が6,000億円を超えますが、医療保健業は法人税非課税であり、補助金や積立金、退職引当金なんかもとてつもなくあります。

話が逸れてしまいましたが、とにかくNPO法人の障害福祉サービスは法人税が普通にかかりますので注意が必要かと思います。

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